Salesforceには、取引先(最大3件まで)・リード・取引先責任者を統合する標準のマージ機能があります。1件ずつ画面で選び、
残す値を決めて実行する——少数の重複なら十分です。ただ、数百・数千の重複候補を前にすると、標準機能だけでは
手が止まります。このページでは、マージの3つのやり方と、標準機能で詰まる場面、ナヨセルのマージの仕組みをご説明します。
Salesforce標準機能・マージ代行サービス・マージシステム(SaaS)。
同じ「統合する」でも、扱える件数と安全装置、そして「続けられるか」が違います。
STANDARD
SERVICE
SYSTEM / SAAS
Salesforceのマージ機能は正しく設計されています。詰まるのは機能の欠陥ではなく、
「件数」と「Salesforceの外」が絡んだときです。
CASE 01
標準の取引先マージは、1回に選べるのが3件までです。同じ会社が5件・10件と登録されていれば、複数回に分けて実行することになります。重複候補が数百組あれば、探す・比べる・残す値を決める・実行する、を数百回繰り返す作業になり、担当者の判断がその日の疲れ具合に左右されるようになります。
CASE 02
マージの本質は「どちらを残すか」ではなく、「負けレコードにぶら下がる商談・活動履歴・ケース・取引先責任者を、勝ちレコードへ矛盾なく付け替えること」です。標準機能は同一オブジェクト内では付け替えてくれますが、マージ後にどの関連レコードがどう移ったかを一覧で検証する手段がなく、後から「あの商談が消えた」と気づくことがあります。
CASE 03
SalesforceでマージしてもkintoneやMAツール、会計ソフトに登録された同じ会社はそのままです。Salesforce側のIDが1つに減った結果、他サービスとの連携キーが外れて、次の同期で重複が復活する——名寄せの現場でよくある事故です。統合IDで横断的に対応づけないと、Salesforceだけきれいな状態は長く続きません。
CASE 04
標準のマージでは負けレコードはゴミ箱へ移りますが、付け替えられた関連レコードや上書きされた項目値を、マージ前の状態にまとめて戻す機能はありません。「誤って別会社を統合した」と気づいたとき、手作業で元の姿を再現することになります。名寄せの失敗は、この1件から始まります。
Salesforce標準のマージ処理を外部から実行する方式だから、親子レコードの付け替えやゴミ箱の挙動は
Salesforce標準どおり。そこに、標準にはない「戻せる・止められる・説明できる」を加えました。
MERGE
重複条件(日本語/SQL/AIレコメンドの選べる3通り)で候補を一括抽出し、Salesforce標準のマージで統合。商談・活動履歴・取引先責任者などの関連レコードは勝ちレコードへ付け替え、書き戻し中に元レコードが更新された場合は競合を検出して承認キューへ差し戻します。3件制限に縛られず、件数に関係なく実行できます。
ROLLBACK
マージ実行前に、勝ち・負け・関連レコードすべてのスナップショットを自動取得。誤ったマージに気づいたら、画面から1クリックで「このマージを元に戻す」を実行できます。誰が・いつ・どのルールで・何と何を統合したかは監査ログに残り、CSVで出力できます。
APPROVAL QUEUE
マージ候補は確信度で「自動マージ・承認待ち・対象外」に分類。法人番号一致など確定的なものだけが自動で進み、グレーゾーンは人が画面で理由を確認して承認するまで実行されません。統合ID(クロスウォーク)で他サービスの同じ会社とも対応づけるので、Salesforceだけきれいな状態で終わりません。
Salesforceの重複とマージについては、ブログ記事Salesforceの重複データをマージする方法と限界でも詳しく解説しています。
機能の全体像は機能を、他サービスとの横断については対応サービスをご覧ください。
「うちのデータ、どれくらい汚れているんだろう」という段階のご相談から、
具体的な導入検討まで、お客様のご状況に合わせてご案内します。まずは現状をお聞かせください。