Salesforceのマージを、
手作業から仕組みへ。

Salesforceには、取引先(最大3件まで)・リード・取引先責任者を統合する標準のマージ機能があります。1件ずつ画面で選び、
残す値を決めて実行する——少数の重複なら十分です。ただ、数百・数千の重複候補を前にすると、標準機能だけでは
手が止まります。このページでは、マージの3つのやり方と、標準機能で詰まる場面、ナヨセルのマージの仕組みをご説明します。

マージの3つのやり方

Salesforce標準機能・マージ代行サービス・マージシステム(SaaS)。
同じ「統合する」でも、扱える件数と安全装置、そして「続けられるか」が違います。

STANDARD

Salesforce標準機能

  • 費用感 追加費用なし(標準機能)
  • 件数 取引先は1回3件まで。手作業で1組ずつ
  • 向いている状況 重複が数十件以内で、担当者が判断できる
  • 継続性 低い。日々の新規登録で再び増える重複を追い切れない

SERVICE

マージ代行サービス

  • 費用感 件数・工数に応じた一回ごとの費用(受託・支援)
  • 件数 数万件規模でも一括対応
  • 向いている状況 移行や統合の節目に一度きれいにしたい
  • 継続性 低い。納品後に生まれる重複は次回依頼まで残る

SYSTEM / SAAS

マージシステム・
マージSaaS

  • 費用感 自社構築は開発費+保守費。SaaSは月額制
  • 件数 件数制限なし。ルールで一括・スケジュール実行
  • 向いている状況 重複が継続的に発生し、承認と監査を仕組みにしたい
  • 継続性 高い。ルール・承認・ロールバックが仕組みとして残る

標準マージで詰まる場面

Salesforceのマージ機能は正しく設計されています。詰まるのは機能の欠陥ではなく、
「件数」と「Salesforceの外」が絡んだときです。

CASE 01

取引先は1回3件まで——数百件の重複候補を1組ずつ

標準の取引先マージは、1回に選べるのが3件までです。同じ会社が5件・10件と登録されていれば、複数回に分けて実行することになります。重複候補が数百組あれば、探す・比べる・残す値を決める・実行する、を数百回繰り返す作業になり、担当者の判断がその日の疲れ具合に左右されるようになります。

CASE 02

関連レコードの付け替え——商談・活動履歴・ケースはどうなるか

マージの本質は「どちらを残すか」ではなく、「負けレコードにぶら下がる商談・活動履歴・ケース・取引先責任者を、勝ちレコードへ矛盾なく付け替えること」です。標準機能は同一オブジェクト内では付け替えてくれますが、マージ後にどの関連レコードがどう移ったかを一覧で検証する手段がなく、後から「あの商談が消えた」と気づくことがあります。

CASE 03

複数サービス横断——kintone・MA・会計の同じ会社は統合されない

SalesforceでマージしてもkintoneやMAツール、会計ソフトに登録された同じ会社はそのままです。Salesforce側のIDが1つに減った結果、他サービスとの連携キーが外れて、次の同期で重複が復活する——名寄せの現場でよくある事故です。統合IDで横断的に対応づけないと、Salesforceだけきれいな状態は長く続きません。

CASE 04

戻せない——誤ってマージした1件は、ゴミ箱から完全には復元できない

標準のマージでは負けレコードはゴミ箱へ移りますが、付け替えられた関連レコードや上書きされた項目値を、マージ前の状態にまとめて戻す機能はありません。「誤って別会社を統合した」と気づいたとき、手作業で元の姿を再現することになります。名寄せの失敗は、この1件から始まります。

ナヨセルのマージ

Salesforce標準のマージ処理を外部から実行する方式だから、親子レコードの付け替えやゴミ箱の挙動は
Salesforce標準どおり。そこに、標準にはない「戻せる・止められる・説明できる」を加えました。

MERGE

関連レコードまで矛盾なく付け替え

重複条件(日本語/SQL/AIレコメンドの選べる3通り)で候補を一括抽出し、Salesforce標準のマージで統合。商談・活動履歴・取引先責任者などの関連レコードは勝ちレコードへ付け替え、書き戻し中に元レコードが更新された場合は競合を検出して承認キューへ差し戻します。3件制限に縛られず、件数に関係なく実行できます。

ROLLBACK

スナップショットから1クリック復元

マージ実行前に、勝ち・負け・関連レコードすべてのスナップショットを自動取得。誤ったマージに気づいたら、画面から1クリックで「このマージを元に戻す」を実行できます。誰が・いつ・どのルールで・何と何を統合したかは監査ログに残り、CSVで出力できます。

APPROVAL QUEUE

承認キューで、人が確定する

マージ候補は確信度で「自動マージ・承認待ち・対象外」に分類。法人番号一致など確定的なものだけが自動で進み、グレーゾーンは人が画面で理由を確認して承認するまで実行されません。統合ID(クロスウォーク)で他サービスの同じ会社とも対応づけるので、Salesforceだけきれいな状態で終わりません。

Salesforceの重複とマージについては、ブログ記事Salesforceの重複データをマージする方法と限界でも詳しく解説しています。
機能の全体像は機能を、他サービスとの横断については対応サービスをご覧ください。

Salesforceのマージのよくある質問

QSalesforce標準のマージ機能とマージSaaSの違いは?
A標準機能は1組ずつ画面で選んで実行する手作業向けで、取引先は1回3件までです。マージSaaSは重複条件をルールとして持ち、件数に関係なく候補を一括抽出して、承認を経て実行します。ナヨセルはSalesforce標準のマージ処理を外部から実行する方式なので、統合結果はSalesforce標準と同じ挙動になり、そこにスナップショット復元・承認キュー・監査ログが加わります。
Qマージ代行サービス(受託)に依頼するのと、何が違う?
A受託のマージ代行サービスは、節目に一度きれいにする用途には有効ですが、納品後に生まれる重複は次回依頼まで残ります。ナヨセルはルールと承認フローを仕組みとして持ち、日次・週次・月次のスケジュール実行で維持します。初回の設計と実行は導入支援サービス(2ヶ月・50万円〜)で専門チームが伴走するため、受託の「人が整える」成果も含んでいます。
Q自社でマージシステムを作るより、SaaSを使うべき理由は?
A自社構築のマージシステムでは、表記揺れの正規化・辞書・法人マスタ、関連レコードの付け替え検証、ロールバック、監査ログを自前で作り込み、Salesforce APIの仕様変更にも追従し続ける必要があります。ナヨセルはこれらを標準搭載し、重複条件は日本語/SQL/AIレコメンドで貴社仕様に合わせられます。独自要件が極端に多い場合を除き、まずSaaSで要件を満たせるかを確認されることをおすすめします。
Qリード・取引先責任者のマージにも対応している?
A対応しています。取引先・リード・取引先責任者のいずれもSalesforce標準のマージで統合し、関連レコードを勝ちレコードへ付け替えます。個人メールと会社メールが混在するリードのような判定の難しいケースは、確信度に応じて承認キューへ回るので、人が確認してから確定できます。書き戻し先はファーストリリースでSalesforceとRDBMSに対応し、順次拡大していきます。

名寄せの悩み、お気軽にご相談ください

「うちのデータ、どれくらい汚れているんだろう」という段階のご相談から、
具体的な導入検討まで、お客様のご状況に合わせてご案内します。まずは現状をお聞かせください。

資料ダウンロード無料 サービス概要から料金プラン、導入支援の内容までわかる資料を無料でダウンロードいただけます。まずは情報収集からという方はこちら。 無料オンラインデモ 実際の画面を操作しながら、マージプレビューや承認キューの動きをご覧いただけます。貴社データでの重複診断のご相談も可能です。 お問い合わせ・お見積り 対象レコード数に応じた料金や導入支援の進め方など、ご要件に応じたお見積りのご依頼はこちらからどうぞ。